◆about◆
内容のすばらしさに敬意を表しつつ、既刊コミックス類と無用とも言える比較検討つっこみを雑に展開させています。
このトレジャーボックス無くして、どろろの真の姿は味わい尽くせない!!!



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管理人:もももり



#18 三巻"地獄変"8。

長いなー、地獄変♪

◆地獄変の巻 8


◇カットされているトビラ
・"地獄変" 8 タイトルロゴと波紋


◇カットされているシーン、セリフの変更

・トビラの次の頁、上部のあらすじとマイマイオンバ一族に捕まるどろろのくだりが丸ごとカット。

ど「おまえたちは あの"まいまいおんば(傍点有り)"とかいう妖怪だろ 尼さんなんかに変装しやがって...なにをはじめようってんだい!!」
威勢良く捕まってます。

・この次はそのままコミックスにもなっている、捕まってしまったどろろにマイマイオンバと子供が姿を現した頁。
しかし、話が変更されている為、セリフが違っている。

真ん中辺りの子供を抱いているマイマイオンバ。
マ「おまえを たべようとはいわない」
ど「ただ おまえの すがたをもらうだけ......」
マ「この子が おまえそっくりに すがたをかえるのだよ」
ど「ええ!!」
「ちえっ おいらにばけるってのか 忍法なんとかってんだろ!!」
「そんなの いまさらはやらないぞ!!」

・次の2頁は丸ごとカット。
マイマイオンバの子供が脱皮し、どろろとそっくりになる。
そして、どろろのふりをし、百鬼丸の刺客として送り出された。

マ「さあ... ぼうや... おいで」
「百鬼丸はいまごろ 鯖目さまののませた毒で くるしんでいるはず」
「百鬼丸のところへいって こんどこそ息の根をおとめ そのすがたなら わかりはしないよ」
ど「ギョッ!(描き文字)」
マ「鯖目様の家ではしっぱいしたけれど こんどはあの子もまちがいなし!! ホホホホ......」
どろろにはもう用は無いと、マイマイオンバ達が迫る...。

鯖目とマイマイオンバの子供は、元は大活躍だったのね。
脱皮してほかのものの姿を真似出来るというのは、今ではありそうなスキルだけれども、やはりおぞましいとかやりすぎとか判断されて切られたのだろうか?
うーん、それ程でもないけど。

ところで、どろろそっくりに化けたオンバの子供、目がきつい。
ここで、オンバ達はご丁寧にきちんとどろろとそっくりな服を別に用意していた。
お陰でどろろの服は無事だった...笑。
グッジョブだな、マイマイオンバ!

・妖怪小僧が分裂(?)して子供に戻り、どろろを助けたところのセリフが違う
妖「ワタシタチ コノオ寺ニイタ 子ドモナノヨ」
ど「し しってらあ みんな いっしょくたになって 一ぴきの妖怪になっていたんだろ.........」
妖「シンセツニ シテクレテ アリガトウ...... ウレシカッタワ」
「ドロロ 死ンダラ ツマラナイワ 生キテイテネ 強クネ」
ど「へへーへへへ おいらって どうしてこう女の子にもてるんだろ」
妖「ウヌボレナイデ!! タスケタノハ ワルモノヲ ヤッツケテホシイカラヨ」 

妖怪小僧の時に初出ではもう少し正体についての説明シーンがあったもののそれはコミックスでは省かれたので、もっと説明的なセリフに変更されている。
それから、どろろが「女の子にもてる...」とか言っているけれど、別に顔を赤らめているような感じでもないし、これは苦笑しているのかなぁ?
女なのに女の子にもてる...という意味合いで言わせたセリフだからカットされたと見てよいのだろうか???

・村の衆に呼びかけているどろろ、
「こじきにイザリ メクラにツンボのしゅう」
と盛大に現代なら差別用語オンパレードでした。
"イザリ"とは、足が不自由で立てない人の事...知らなかったな、この言葉は、苦笑。

マイマイオンバの一族は底無し沼に沈んで行き、どろろはやっと(汗)百鬼丸の事を思い出す。

・ここで初出には、どろろに化けた子供が百鬼丸の処に着いたシーンが!
路上で横たわっている百鬼丸、やって来たどろろの様子に訝しむもいきなり飛びかかられる。
(牙を剥いているから、のど笛に噛み付こうとしているのかな?)
そこに間一髪で間に合ったどろろが放った石が当たり、僅かに出来た隙で百鬼丸が気付き仕込み刀でどろろに化けたオンバの子供を一突きに。
子供は仕留められ百鬼丸は難を逃れたが、駆けつけた鯖目が刀を抜き一触即発!寸前......で次号!

あにきの顔はこんな感じだけれど、どろろの目は光ってないです、笑↓
こころあたり.jpg

変身能力のある敵が味方に化け襲ってくる...というのはよくある手だけれども、むっつりしている偽どろろもなかなかいいな...と、笑。
でも、飛びかかられなければ見破れないの? あにき......。
汗。


じゃ、今回も切りの良いところで☆