◆about◆
内容のすばらしさに敬意を表しつつ、既刊コミックス類と無用とも言える比較検討つっこみを雑に展開させています。
このトレジャーボックス無くして、どろろの真の姿は味わい尽くせない!!!



★記事へのコメント、トラックバックは受け付けておりません。

web拍手 by FC2
ご意見ご感想などありましたら、拍手コメント(管理人のみ閲覧)にお願い致します!

◆拍手コメント返信頁へ→


★不具合、その他お問い合わせなどはこちらへ!
☆メールフォーム☆




管理人:もももり



#12 三巻 "地獄変"2。

この3巻、文字通りお宝って思う!
地獄変は、変わったというのは断片的に研究書などで情報を拾えてもそれ以上詳しくわかるわけもなく、読んで納得!出来た♪


◆地獄変の巻 2


◇欄外
あらすじが付いているのだけれど、これがまた間違っている。
「どろろの父を殺した、イタチがあらわれた」
殺してないし〜。
この地獄変の1の最終頁の欄外にもそう書いてあった。
担当の人、ちゃんと仕事してたんですかー。

◇カットされた扉絵頁
・妖怪小僧の正面(たまに見かける)

◇頁の編集カット
この地獄変2は、扉含め15頁、全編に亘って編集とカットがされている。
頁とコマは、コミックスの"2匹のサメ"の冒頭、イタチの登場シーンに組み込まれているものもあるけれども、残念ながら欠片も無いものも。
冒険王編除いて、この回がいちばん変わったと言えるかも。

長くなるので、少しづつ進めます。

イタチと対面したところの最初のコマは、上記の通りコミックスに入っているけれども、その続きのシーン自体のカット(イタチと会うのはもっと後にされた為)で以下はほぼ未収録。

※セリフを書き出してみたのはいいけれども、こんなに長くそのまんまは、ヤバい気がかなりする。
もしかしたら後に削除するかもしれないので、そうなったらご勘弁を!

イ「フフフフ...へへへへへ......」
「へへへ......... .........」
「おれの名はイタチというんだ おまえが まだこんなヨチヨチのあかんぼうだったころに......」
「おまえのオヤジといっしょにずいぶんしごとをしたもんだ」
ど「おぼえてねえや...... ほんとのことかい?」
(「?」と訊き返している)

そう、赤ん坊の頃の事を覚えていないのが普通だから、イタチが自己紹介しないと当然誰だか解らない。
あっけらかんと「覚えてない」と言ったどろろがかわいい!

イ「ながいことおまえをさがしてだんだぜ」
「そうだ...... もうかれこれ十年もさがしたっけよ......」
「さ おれのところへこい!! これからはこのイタチがおまえのめんどうをみてやる!!」
(馬上のイタチが、どろろを有無を言わさず引っ張る)

バシッ!
(百鬼丸が、イタチの腕を木の枝で叩く)

↓アングルとか、全然違うので。
はっぱ持ってる.jpg

百「いくな!! どろろ!!」
イ「何ィ?」
「きさまはなんだ!?」
百「おれはこいつの心をよんだ!! こいつは はらのそこからくさりきってやがる!!」
「こいつはおまえを殺す気だ」
「そのまえにおまえを半殺しにして口をわらせようと思ってる!!」
(百鬼丸は木の枝でイタチを指し、どろろは反動で尻餅をついたまま呆気にとられて見ている)

「え どうだ おっさん!! どろろからなにをききたいんだ!?」
「どろろを半殺しにまでしても あきたりないってことってのは なんだ!?」
(苦々しそうなイタチ)

ここまで2頁とちょっとなんだけれども、結局言いたい事は同じ
「何で切たったんですかぁぁぁぁーーーーー!!!!」

いきなりさらわれるのもまあいいけれど、それでも大筋では変わりないけれども、順を踏んで話を盛り上げた方が良いのではないのだろうか?と。
一度ここで、どろろの背中の事で波乱があるかも!というのを示しておいた方がねー。

でも、それもそうだけれども、あにきが、あにきがこんなに熱くなってんのにぃぃ!!!
って、百泥観点ばっかじゃないよ、他人に興味の無かった心がだんだん開かれていく過程っていうもんをだね、こんなにストレートに描いているシーンなのに、そんな風にせっかく成長しているのがわかる所なのに......。
涙。

とにかく、コミックスの無念を背負ったまま、既に長いから続く!