◆about◆
内容のすばらしさに敬意を表しつつ、既刊コミックス類と無用とも言える比較検討つっこみを雑に展開させています。
このトレジャーボックス無くして、どろろの真の姿は味わい尽くせない!!!



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管理人:もももり



#13 三巻 "地獄変"3。

単行本でカットされたイタチの初登場シーン、このトレジャーボックスで拝む事が出来てほんとに良かった!
有り難すぎる!!


◆"地獄変の巻 2" 二回目

◇頁の編集カット

では、前回の続き、イタチの企みを解き明かす百鬼丸~。

「いってやろうか!! どろろのおとっちゃんが うずめた金のありかだ!! そうだな?
どろろの父親が死んで おっかさんまで 死んじまった
ただ死ぬわけはねえ!! きっとどろろに............」
「金をうずめた場所をつたえて死んだはずだ」
「と まァこうおもってるんだな? どうだ!?」
(いつの間にか、花を一輪持っている)

まるで犯人に詰め寄る刑事並みに、イタチを追い詰める。
花はあにきの足元に咲いている。
しかし、枝を捨てていつの間にやらつんだのよ!?
...余計な茶々入れないで、...余計なカットは入るけど、一気に無断転載(汗)。

「あいにく」(流し目!)

つい力が入ってしまった、笑↓
でも、これはウソだからー!
花持つ2.jpg

「おれがいるかぎり」(ここで花をポイッと)

「どろろには 他人の手アカ一つ つけずに その金をほりださせてやる」
ど「やだ!! やだ!! おいらァそんな金なんか」
百「消えうせな!!」
イ「なんだと!!」
百「消えろといってるんだ!!」
「二度とどろろに近づくな!!」
ど「へん!! ばかにすんな!! こどもあつかいしやがって!!」
(どろろ、その場から去ろうと歩き出す)

百「どろろ!! すこし刃物がとびそうだぞ!! うつぶせていろ!!」
(百鬼丸、どろろを捕まえる)

ど「あにきもきらい!! そこの やつらもだいっきらいだ!! おいらァ だれのかかわりもうけねえ!!」
(どろろ、逃げようとしている)

百「ばか!! ここにいろ!! わからずやめ!!」
ど「いやだ!!」
百「あぶねえからうつぶせていろって!!」
ど「いやだ」

ドス(百鬼丸、どろろに当て身)

ど「うン!!」
クニャ(どろろ気絶)

----はい、前回含めて4頁分なんだけれども、ちょっ、ちょっと......!!!
このおいしすぎるシーン、切ってしまわれたその真意が解らない~~~!!!

あにきがこんなに堂々と、まあ言ってしまえばかなり芝居がかった演出でカッコつけているんだけれども、それがちっともヘンじゃない!
(「消えうせな!!」の腕組みしてるのが、特にかっこいいよ~!!)
描かれたのがあの時代だからこういうのも有りとか、それも一因かもしれないけれども、こんな事が出来るのはあにきだから...だと思うし。
少年マンガの主人公はねー、このくらい大見得って欲しいわね。
このくらいしても違和感無い華がある主人公なんだもん。

しかし、それにどろろが反発して、ここに揃っている三人の意図がてんでバラバラなとこがコミカルというのがまた秀逸!
シリアス過ぎて逆に滑りそうなあにきを、意図せずどろろがフォローしているんだよねー。

ここのどろろはツンデレというよりも、本心から嫌がっている面も大きい感じ。
でも、あにきは「きらい」で、イタチらは「だいきらい」なのね、もーこの微妙感がかわいいわ☆

そして、結局どSの本領発揮(笑)で、あにきはさっさとどろろを当て身でダウンさせてしまうって......。

ここまで、キュン死なシーンじゃないかっ!!!......。

シリーズ中、こんなあにきとシーンを見られるのはここだけなのに、涙。
イタチの腹黒さを見抜いたからだとしても、どろろを護ろうという意志が有り余っている感じなんだけれども。

うーん、ここをカットしたのは、結局埋蔵金も空っぽなままでその後は描かれなかったから、あまり広げたくなかったの?
それから、やっぱり冒険王版の冷めた路線との辻褄合わせなのだろうか?
だったとしたらわし、冒険王版なんてやっぱり要らんわ......くらいな勢い。

......4頁に、二回分も費やしてしもた、汗。
今回はここまで!