二巻の始まりの口絵は、完全復刻ならではのお楽しみでした♪
じゃ、延々と妙なつっこみで、本編!「無残貼」の続きなんだけれど、この回はどろろ特集で32頁掲載!
(人気あったって事だよね~。
なのになんで、連載半ばで終わったのだ!?)
◆無残貼の巻 3〜6
◇カットされた扉絵と頁
・"無残貼3"
冒頭、一見表紙みたいな雰囲気で1頁使って百鬼丸のアップと、曼珠沙華を見つめるどろろ。
これも何でカットしちゃったのさ~、ぶつくさ。
そこに
「からだじゅう つくりものだらけという少年剣士と
ダニのように世間からきらわれている こそどろ少年とが 旅をつづけていた」
「ひとりを百鬼丸 ひとりをどろろといった」
...という解説が入っている。
良い文じゃないですかー!
これに続き、無残貼のこれまでの話、要するにどろろの生い立ちが他に二頁続いている。
これの次でやっと見開きトビラ。
どろろのどでかいロゴの周りに葉っぱが散っているだけという何とも大胆な絵。
どろろのトビラは、割とこのロゴがででーんというのが多いけどね、笑。
そういうのだと、アシスタントさんに任せられるから...なのだろうか!?
以上、五頁分コミックスには無い、涙。
あとは、差別用語が出てくる程度でさして変更は無く、過去話終わり。
連載当時は、32頁でがっつりという感じだったんだろうなー。
・"無残貼 4"
刀を持って
「そこの人 死んでもらうぞ」
と、決め(?)台詞言っている田之介(割と大きな全身)と、びっくりしているどろろの見開きトビラが入っている。
コミックスでは田之介さんと似蛭が出てくるエピソードは「妖刀の巻」になっているんだけれど、これが元はまだ「無残貼」だった。
確かに無惨な話だもんね。
でも「妖刀」の方が確かによい。
・"無残貼5" タイトルロゴと刀身のアップ
・"無残貼6" タイトルのみ
◇無残貼4〜6はちょっとだけセリフが変わった程度。
・差別用語で、田之介に向かって「キチガイ」だの言っている。
・兄を殺されたお須志が百鬼丸をなじるところ。
「おばけ 人でなし!(描き文字)」
→「ひどい人! 人殺し!!(写植)」
さすがに"おばけ"はあんまりだという事かな?
◆コミックス版での掲載順序の変更と修正
なんか混乱しそうだけれど、サンデーコミックス版では......。
無残貼6のラスト、どろろが水浴びを嫌がり百鬼丸に石を投げるシーンの後に描き足しで、
『橋が壊れどろろが川に落ち、そのまま百鬼丸がイレズミを見つける~どろろの回想~琵琶法師が百鬼丸を諭す』
...というシーンになっている。
コミックス限定の描き足しは
『橋が壊れてどろろが川に落ちる』頁。
でも文庫などだと、イレズミ発覚の下りはちゃんと「白面不動」の後なんだよね。
他の箇所でも、セリフなどコミックス類だけでも微妙に違うし、ほんとにヴァージョン違いあり過ぎよ~汗。
ついでにサンデー版は、この次に鯖目の巻が来るし。
これらは大き過ぎるから、どこかで読んで知っていたけど...。
「あんがいかわいいなあ」って、一体どんな顔想像してたんだよ?といつも思いまー、笑。
ミサワ読んだ事ないけど。