◆about◆
内容のすばらしさに敬意を表しつつ、既刊コミックス類と無用とも言える比較検討つっこみを雑に展開させています。
このトレジャーボックス無くして、どろろの真の姿は味わい尽くせない!!!



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管理人:もももり



#2 一巻"百鬼丸の巻"2。

◆百鬼丸の巻1〜3
場所により書く濃度にムラがあるから、章ごとに分けないで進めてます!
今回は、1のお終いから。


◇欄外
16頁目にしてやっとタイトル(扉絵)が現れたその次の頁は、もちろん成長した百鬼丸の登場シーンなんだけれども、はっきり言って「おい!」と言いたくなるのはこの欄外の説明文。
「荒野のかなたからきた少年!! この少年こそは、川に流された赤ん坊の、十数年後の姿だ!!」
あのーーー。
まあ、流れからいってそうだと予測出来るだろうけど、書いちゃダメだろうが、これは。
...編集、無能なの?


◇言葉の変更

・百鬼丸登場~どろろとの出会いのシーン、変更は殆ど無いけれど、印象的なのは「こじき」という言葉が出てくるところ。
コミックスではこれ、悉くカットされている。

こじきというのはまあ、あにきもあれだけボロボロのカッコしてたし、戦乱の中の平民の様のリアリティというものか。
それを絵だけでなく、単語でも言い表していたのにねー。
こじきもそんなにいけない事なのか???


ちょい余談。
wikiにあったあにきの説明で
(これ、インパクトありすぎなんだけど、汗)
"貧相な着物を着ている"って、「要するにこういう設定なんだからさーいちいち書かないでいいよ」とかぼやきたくなる、苦笑。


・どろろを拾うところでは、「こじきざむらい」とモブのおっさんたちから言われ、でもおっさんたちも自分らを「コジキ」とか「コジキ部落」だの名乗っている。
「部落」は、意味合いによっては微妙だけれども、でも集落の別称で言うし、そんなに悪いか!?
つまりは、言葉狩りで文句を付けられるのを恐れたんだなー、多分。


また余談。
差別用語っぽいものを下手に使うと、編集部にコワい人たちからクレームが付けられるとか。
だから、編集はそんな大した事ではない表現をもNGを出す事もしたらしい...よ。
...って、ここ大丈夫か!?
汗。
辺境だし、設定で各RSSに上がらないようにしてあるし、HTMLタグ仕込んであるからぐるぐるボットちゃんとか回って来てないし、多分大丈夫......!?



・そして、これは別に発見じゃないけれど、大発見に等しい事。
ついてくんなとあしらわれてたどろろが百鬼丸に向かってついた悪態のひとつに
「フンドシコジキ」
というのが!!

いやぁ、何て言うか、凄い表現!!
どんなんだよ、それ~~~!
でも、愛嬌あってかわいいよ、カットしたのは残念!
どろろが言うと尚更かわいい!

fundosikojiki.jpg


◇扉絵頁のカット
うーん、こじきの事ばっかりになったけれど(苦笑)、コミックスは扉絵も悉くカットされているのだった。

・"百鬼丸の巻1"  タイトルのみ 
・"百鬼丸の巻2"  タイトルのみ
・"百鬼丸の巻3"  どろろを傷めつけていたおっさんがゴミ妖怪にご対面している見開き  

1と2は、「どろろ」のタイトルロゴ(?)というか描き文字のみだから、まあいいような気もしなくもないけれど、でも読み進めて行くにはこの前のエントリでも書いた通り、あった方がかっこいいし気分も出る。
ゆえに、どれもこれもカットして欲しくなかったというもの。
3は、まあ、誰得?な絵ではあるけれども、あった方がねー。


じゃ、今回はこれでお終い☆